2021年12月23日 16:00

生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェは、「海苔食べる通信」を2022年1月に創刊する。これは、海苔の生産者を特集した情報誌と、生産者が手がけた海苔が隔月で届くというサービス。

水産庁によると、海水温の上昇は水産資源や漁業・養殖業に影響を与えているとしており、国内の海苔においても、生産量の減少が報告されている。また、海苔の生産・加工に携わる経営体や従業員数は年々減少傾向にあることからも、今後国内の海苔の流通量が減少していくと見込まれる。海苔は、海の水質や水温だけでなく、日照量や漁場の地形など自然環境が食味に直結する食材。また、国内では身近に使われている一方で、生産の背景をイメージしづらい食材でもある。

このままでは国産の海苔を食べる機会が減少し、その多様性も失われてしまう恐れがある。そこで同社では、海苔の魅力を生産者のストーリーやその地域の海の歴史とともに伝えることで、日本の海や、海が育む食べものの多様性について関心を高めてもらいたいという想いから、「海苔食べる通信」を発行することとした。

食材の背景を理解した上で行う購買は、その食材や、食材を取り巻く文化を持続・発展させるための「投票」であるとも言える。今後も、多様で豊かな日本の食文化を守るべく、「投票」のきっかけとなるような情報を発信していく。本誌は2022年1月より隔月で発刊の予定で、vol1の申し込み期間は12月23日~2022年1月7日を予定。申し込みはこちら