2021年12月20日 19:37

サンユーは、鯖江バングルウォッチ「時伝」シリーズ第4弾を発売する。

福井県鯖江市の眼鏡づくりと越前漆器の職人技が息づく鯖江バングルウォッチに、人間国宝九代目「岩野市兵衛」氏の紙すきの技を融合させた。岩野市兵衛氏は福井県越前市今立地区の伝統工芸越前和紙の伝統工芸士。原料へのこだわりとこの地ならではの自然を活かし、先祖代々320年近く楮(こうぞ)100%の生漉(きずき)奉書だけをほとんどの生産工程を変えず作り続けている。

今年88歳の米寿を迎えた岩野市兵衛さんが手がけた越前和紙の高級生漉奉書を、鯖江バングルウォッチの文字盤に用いた。「時代を超えて伝わる技術」をコンセプトに、日本のものづくりを未来へ継承する「Tokidute 時伝」プロジェクトの第4弾となる。

生漉奉書の風合いを活かすため、数字は着色せずエンボス加工の凹凸のみで浮かび上がらせた。難しかったのは、分厚くならず、薄すぎない、絶妙な和紙の厚み。どの厚さが文字盤に適しているか、様々な厚みの和紙を漉いてもらった。文字盤の色も天然素材にこだわり、シンプルを極めたデザインを追求。生漉奉書の色味をそのまま愛でる「無垢」、柿渋を使った「柿渋」、炭を染ませた「墨色」の3色を用意した。生漉奉書の上質な風合いを活かした文字盤。シンプルを極めたデザインで、光の加減で数字が浮かび上がる。

鯖江バングルウォッチ「時伝」シリーズ第4弾はマクアケで先行販売。文字盤は「無垢」「柿渋」「墨色」の3色を用意している。