2021年12月16日 15:31

株式会社「マモル」は、教育心理の研究者が開発した、小学生の保護者向けいじめ防止リーフレットの無償提供を開始した。
文部科学省が発表した「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」によれば、2020年度の小・中・高等学校および特別支援学校におけるいじめの認知件数は、51万7163件。新型コロナウイルスの影響により、前年比では減少しているが、学校におけるいじめ対策は依然として様々な課題を抱えている。
またインターネットやSNSの普及により いじめは多様化・複雑化。いじめは今や学校の教職員だけの問題ではなく、関係機関との連携による教育相談体制の充実や、未然防止と早期発見・早期対応の取組や家庭・地域社会等の理解を得て地域ぐるみの取組が必要となっている。
このたび提供するのは、親子で取り組むいじめ予防プログラム「Connect Hearts Program」。このプログラムは、いじめなど学校で生じる問題を研究する目白大学、都留文科大学 、筑波大学 、埼玉学園大学の4名の研究者と共に、エビデンスベースの情報を基に開発された。
本プログラムは、いじめ対策には、教職員だけでなく保護者・地域の連携が不可欠であるという考えの下、制作されている。教職員や保護者の個人的な勉強のみならず、地域での研修やPTA、ソーシャルワーカーによる研修にも使用可能。リーフレットはこちらからダウンロードできる。