2021年12月14日 15:00

カンロは、今年策定したKanro Vision 2030「Sweeten the Future」で、拡大する事業領域の1つとして挙げている「フューチャーデザイン事業」の概要および今後の展開について発表。キャンディという枠を超えて新たな市場と製品の創造を目指す「フューチャーデザイン事業」では、「サステナブル」と「well-being」をキーワードとして掲げた。将来的な事業化を視野に2022年より2つの取り組みを本格始動する。

同社はこれまでも食品ロスに積極的に取り組み、工場で排出される規格外で販売不可能な飴を飼料や肥料として活用してきた。今後はさらにカンロ主導でカンロの意思で再利用を促進していくべく、ファーメンステーションをパートナー企業として、規格外の飴を再利用した日用品の開発に取り組んだ。

ファーメンステーションの技術力と、素材を活かしているため不純物が少なく再活用しやすいカンロの飴が結びつき、廃棄飴を発酵・蒸留。それにより、高純度・高品質のエタノールが精製される。そのエタノールを活用し、オリジナルの「マスクスプレー」と「アロマスプレー」を試作した。2022年夏以降は、規格外の飴から生まれたハンドスプレー・石鹸・ウェットティッシュ等、手や指先をクリーンにする「HAND」のための雑貨をヒトツブカンロ エコラインにて順次販売する。

さらにストローマエストロ・野村優妃さんと協業し、食べられるストロー「キャンディストロー」を製作。今後さらに「口」周りをワクワク、楽しく、自分らしくする事業を展開していく。