2021年12月01日 19:50

東京美術商協同組合(東美)は、12月1日、同組合初となる公式ECモール「TSUNAGU(つなぐ)東京美術商協同組合」を一般公開する。
「TSUNAGU」の運営元である東美は、厳しい入会規程を満たした約500の組合員で構成される美術商の協同組合。一般消費者向けの展示販売会として東美正札会(1952~)や東美アートフェア(1999~)などの諸催事の企画・運営を行っている。
東京美術青年会(東美加入店の若手店員が中心となり、東美の催事や事業の企画・推進を行う部会)は、販売方法多様化の一環として、ECモールサイトの立ち上げを構想してきた。2020年以降のコロナ禍においては、各美術商のもとにオンラインでの美術品購入を希望する問い合わせが増加していること、さらにはオンラインでの美術品販売は現代アート分野を中心に堅調な成長を見せていることも後押しとなり、今回「TSUNAGU」立ち上げを決定。美術品の愛好家/蒐集家と美術商の双方に豊富な売買機会を提供していく。サイト制作と運営についてはTODOROKIと提携した。
「TSUNAGU」は、東美に所属している経験豊かな美術商だけが出店できる美術品販売専門のECモールで、販売チャネルを増やしたい美術商と、より多くの作品に出会いたいユーザーとを結びつけるプラットフォームを目指す。各美術商が取扱うジャンルは古美術から現代アートまで多岐にわたる。ユーザーは幅広いラインナップの中から希望に沿う美術品を検索することができる。また、美術商へのインタビューや、美術品の解説を定期的に発信していく。