2021年11月22日 15:35

福知山市と福知山公立大学は、売上本数世界一位のゲーム「マインクラフト」の世界に、福知山城を建築する「福知山城マインクラフト」プロジェクトを11月から始動させた。監修するのはアジア初のプロマインクラフター、タツナミシュウイチさん。建築やプロジェクト進行は、昨年度開設された福知山公立大学の情報学部の14名の学生が担う。この「福知山城マインクラフト」は、2022年3月の完成お披露目を目指す。

マインクラフトとは世界中で多くの人に親しまれている、ものづくりや探検などを楽しめるゲーム。プログラミング的思考を養うための教材としても注目を集めており、累計売上本数2億本の、世界で一番売れているゲームとして知られている。

福知山市では、今年「マインクラフト」を題材にした小学生のためのプログラミング教室を実施するなど、情報教育の充実に取り組んでいる。「福知山城マインクラフト」では、福知山城築城までのプロジェクト進行管理を大学生が担うことで、大学の課題解決型学習(PBL)の一環としても位置付けている。

11月11日には、タツナミさんを講師に迎え、初回授業を行った。授業ではタツナミさんが、マインクラフトは「自由度がとても高い、学びのプラットフォーム」だと説明。タツナミさんと学生とのオンライン授業は、今回を含め計6回予定している。2022年3月の完成お披露目に向け、タツナミさんのアドバイスのもと、これから、地域の大学生が福知山市のシンボルである福知山城を築城していく。