2021年11月19日 15:00

株式会社「昊」は、自社で飼育から調理、提供までを手がけた特許を取得したブランドうなぎの味を全国の人に知ってもらうために、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にてプロジェクトを開始する。

「昊」の店主である井口浩一さんは、「岡山県でシャコを食べて育った天然の青うなぎが美味しい」という情報から、養殖うなぎもエサにシャコを混ぜれば美味しくなるのでは、と着想。自宅で120匹のうなぎを飼育し、独自で研究を開始した。その後、水産試験場と福岡女子大学、平岡学園など4つの学校からの協力を受け、「天然うなぎに劣らない旨味成分がある」と科学的な数値からも証明された養殖うなぎ「筑紫金うなぎ」の開発に成功。エサの配合量と飼育方法についての特許を取得した。

うなぎの旨味成分であるアミノ酸のうち、とくに食味が良いとされる遊離アミノ酸のグリシン、アラニン、プロリンについて天然うなぎと近い数値を記録している。

「うなぎは天然がうまい」というのは、現在、世間では当たり前とされている。しかし、絶滅危惧種に指定された天然のニホンウナギは、市場に出ることすら稀。同社のブランドうなぎを知ってもらうことで、天然と変わらない美味しさのうなぎを身近に感じて欲しい。そのような、うなぎの概念を変える挑戦としてクラウドファンディングを開始する。プロジェクトページはこちら