2021年11月19日 09:13

パナソニックは、空間の混雑度、温度、湿度、CO2濃度などを定量的に計測し、データとして見える化する「空間見える化ソリューション」を12月より受注開始する。
近年の働き方改革に加え、COVID-19発生後は新しいワークスタイルに対応したオフィスや施設の形が模索されている。オフィス利用者からは、「混雑を避けてオフィスや施設を利用したい」などの要望があるのに対し、管理者には、「オフィスや施設の利用率が適切か、空気環境は快適か、などの状況がわからない」といった問題があり、具体的な改善に踏み切れないという課題が新たに見えてきた。
今回発売する「空間見える化ソリューション」は、空間内に人・環境センサを最適配置することで、空間の混雑度、温度、湿度、CO2濃度などを計測し、データとして提供するサービス。データをLTE回線でクラウドに自動収集することで、管理者は、多拠点の情報を遠隔で管理することも可能。計測したデータを分析するツールにより、今後の改善・改修提案などへの活用もできる。また、施設の利用者視点では、混雑度の見える化をはじめとする各種データをモニターやスマートフォンなどで確認・共有することができ、例えば、執務室や食堂の混雑状況を利用者が確認することも可能となる。
「空間見える化ソリューション」は、空間ソリューション事業推進の一環として、ニューノーマル時代のワークプレイス創造に向け「『働く』を実験する」をテーマとしたライブオフィス「worXlab」に約1年間設置して様々なデータを計測、解析してきた。