2021年11月18日 12:28

多摩美術大学は、東京ミッドタウン・デザインハブにおいて第94回企画展「Tama Design University」を12月1日より開催する。
2000年代になって、デザインは急速に社会に浸透していった。ソーシャルデザイン、コミュニティーデザイン、デザイン思考、インクルーシブデザインのように、その対象はかたちあるものだけではなく、関係や考え方、社会的な制度までに及んでいる。我々は今、環境をはじめとした様々な課題や、テクノロジーによる急減な変化と向き合っている。その状況の中でどうデザインするかの前に、何をデザインしていくべきなのかを問い直していくことが重要ではと考えた。
多摩美術大学は、自らの枠にとどまらず、第一線で活躍している研究者、実務家を招き、これから重要と思われるデザインについて伝え、共に考えるための場をつくることにした。誰もが参加できる期間限定のヴァーチャル大学「Tama Design University」では、デザインの先端領域および隣接する分野、社会的なテーマに着目し、それぞれに問いを立て、多彩なデザインについての講義を学内外のデザイナーや研究者などを招いて行う。会場ではヴァーチャル大学としてのデモンストレーションや展示を行い、教室を模したステージでは誰もが無料で聴講可能な講義を実施し、その模様はライブ配信もする。
入場無料。会期は12月1日~26日、11時~19時(会期中無休)。会場は、東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階)。