2021年11月10日 12:34

篠田修税理士事務所は、詳しい知識がなくても簡単に贈与契約書を作成できるLINEアプリ「スマート相続」を正式リリースした。

団塊世代の高齢化が進むなかで、子どもや孫に贈与を行いたいというニーズは増えている。しかし、相続税の専門家である税理士や金融機関にコンタクトがあるサラリーマン家庭は少なく、いざ贈与したいとなったとき、知識が不足しており実行に移せないケースが多く見られる。

「スマート相続」は、アプリ上でイエス・ノー形式で質問に回答するだけで、贈与契約書が作成できる。一度作成された贈与契約書は履歴が残るので、同じ相手に再び贈与する際にはわずかな手間で済む。スマホだけで完結し、贈与契約書をLINEでシェアすることも可能。自分で印刷すれば無料で贈与契約書が完成する。贈与契約書の印刷を有料でスマホから委託することも可能だ。

同アプリでは、LINEのやり取りをしている感覚で、聞かれた質問に答えるだけで、お勧めの贈与タイプを判定。贈与税の節税に、老後資金への不安を加味した上で、「スマート相続」がお勧めの贈与タイプ、たとえば「暦年贈与」「教育資金一括贈与」「その都度贈与」を提案する。なお、暦年贈与の税制改正が確定した段階で変更内容を織り込む予定だ。「贈与契約書作成」や「お勧め贈与タイプ」の結果はマイページで一覧できる。

料金は無料(一部サービスは有料)。サービス開始日は11月10日。

スマート相続