2021年11月08日 09:23

野村乳業は、日本トイレ研究所が2020年から主催する啓発プロジェクト「うんちweek」に、2020年に続き参加する。

同社は1897年創業、「おなかを育てる」をコンセプトにしている乳業メーカー。価格ではなく価値で顧客に満足してもらえる商品を目指し、15年前より経営資源を発酵技術と腸内環境研究に集中。現在は世界的にもめずらしい植物乳酸菌の高濃度発酵技術を応用した事業に特化している。

日本トイレ研究所主催「うんちweek」は排便をとおして、健康や生活リズムを整えるきっかけをつくることを目的にしたプロジェクト。特設サイトを通じた排便や健康に対する情報発信や、オンラインでのイベントを予定している。便の状態をチェックし記録することを通じ、体を知る大切なサインが排便であることを社会に啓発していく。

日本トイレ研究所が、2017年3月に全国の小学生の排便事情の調査では「子どもの6人に1人は便秘状態」であるという驚きの結果が出た。「学習指導要領」の総則に記載されている通り、心身の健康の保持増進に関する指導は重要であり、心身の健康の保持増進を計る指標である「うんち」の状況を把握することは大切だ。広島県安芸郡府中町を拠点にする同社では、うんちweek2021の期間中(11月10日~19日)、府中町立小学校全5校の全トイレに啓発ポスターを掲示し、小学生にうんちの大切さを知ってもらうプロジェクトを実施する。

野村乳業