ドリームファームは、提携中の就労継続支援事業所の協力のもと、中高生の受験を応援する合格祈願肩たたき棒を、11月1日より販売開始した。

現在、「一億総活躍社会」という背景において、就労継続支援事業所で働く障がい者の平均賃金が、220～250円という現状がある。同社では、経営者および健常者、これら２つの目線で、障がい者の雇用拡大と賃金底上げにつながるサポートができればと考えてきた。そこでこのたび、水洗いと除菌が可能な肩たたき棒の制作を企画。

肩たたき棒にした理由は、勉強中の前傾姿勢をリセット、過度なガムやカフェイン飲料に頼らない眠気覚ましという2つの健康面の利点。この肩たたき棒とお守りを、合格にちなんだ五角形のパッケージに梱包している。この梱包により、受験～合格の過程の一部に参加する障がい者たちに、「リレーの一員」という気持ちや使命が芽生えるのではないか。そして、流行りに左右されない需要（雇用）が可能ではないか、という2つの仮説を立て、その仮説の延長線上に賃金底上げ、雇用拡大をイメージした。

梱包～出荷を担う和歌山県西牟婁郡岩田、就労継続支援事業所「アン スーリール ド サクラ」は、同社とは4年来のパートナー関係。同社ではこの取り組みを通じて、「みんなが経済の一員」という、仲間はずれのない、誰が上も下もない、全員参加型の社会の力になりたいとしている。「ゲンコツ王」販売価格は3939円。Amazonでの注文はコチラ。