2021年11月04日 09:23

ワタミは、11月3日、ごみゼロ社会推進あいち県民会議が実施する表彰制度「令和3年度 ワンウェイ(使い捨て)プラスチックごみ削減取組表彰」優秀賞を受賞した。

ごみゼロ社会推進あいち県民会議は、消費者、事業者、行政の112団体で構成する団体。ワンウェイプラスチックごみの削減に向け、特に優れた取り組みを実施した事業者や団体を表彰する制度として「ワンウェイプラスチックごみ削減取組表彰」を1月に創設した。今回はワタミなど、4社の事例が表彰されている。宅食事業「ワタミの宅食」が愛知県で実施している弁当容器の回収とケミカルリサイクルの運用に加え、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」にも先駆けた先進的な取り組みであることが評価された。

「ワタミの宅食」では、2019年5月から愛知県で弁当容器の回収とケミカルリサイクルに取り組んできた。愛知県内では38カ所の営業所を展開しており、2019年10月~2021年3月末の期間に累計145tの弁当容器を回収している。プラスチックごみを削減するだけでなく、回収した弁当容器をケミカルリサイクルすることで資源循環にも取り組んできた。弁当容器の回収とケミカルリサイクルは、お届け担当である「まごころスタッフ」が顧客の使用したあとのバイオマスプラスチック容器を回収して、弁当・惣菜を製造する自社工場「ワタミ手づくり厨房」に集める。協力企業が中間処理を行い油・コークス・ガスにケミカルリサイクルを実施して、この油からプラスチック弁当容器を再生する。この取り組みは順次、実施エリアを広げていき、3月には配達する全エリアで導入している。

ワタミ