2021年11月01日 09:35

リーバーといわき市教育委員会は、医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」を利用した健康観察アプリ「LEBER for School(リーバー・フォー・スクール)」の利用契約を9月に締結し、10月から順次、公立の小・中学校の計99校で約2万7000人が利用を開始した。
医療相談アプリ「LEBER」は、24時間365日スマホで医師に相談ができるアプリ。現在300人以上の医師が登録されており、外出自粛等により病院やクリニックに行きにくい人もアプリを通じて医師に気軽に相談することができる。
「LEBER for School」の利用にあたっては学校側と同社が利用契約を結び、生徒側(保護者側)は医療相談アプリ「LEBER」を通じて登録、学校側(管理者側)は専用の管理システムを利用する。料金は1名11円/月となっており、手頃なコストで生徒の健康管理に貢献し、同時に教職員の集計の手間を大幅に省くことが可能。教職員が健康観察票など紙で集計する手間を大幅に省くことが可能で、学校全体の体温・体調の状況をグラフなどで確認できる。
新型コロナウイルスの流行を受けて、多くの学校現場が感染症拡大防止のための体温・体調の集計に苦心している。いわき市は、スマートフォンアプリ「LEBER」を利用して体温・体調管理ができる、健康観察アプリ「LEBER for School」を市内の公立小・中学校99校に導入し、用紙への記入や手渡しなく、家庭から学校へデータを直接送信できる体制を整備した。