2021年10月28日 19:00

ほぼ日と、千葉大学工学部発ベンチャーのBB STONEデザイン心理学研究所は、目のストレスに着目。デザイン心理学に基づいて作られた、新しい罫線のノート「ほぼ日ノオト」を企画・制作した。

「ほぼ日ノオト」は一般的な罫線と違い、横線がつながっておらず、わずかに隙間があり、その下には短い縦線がマス目のガイドとして入っている。この罫線は、デザイン心理学に基づいたコンサルティングや空間開発の支援を行う、千葉大学工学部発ベンチャー「BB STONE デザイン心理学研究所」の日比野治雄教授らの研究チームによって開発された。

長い横線と短い縦線を組み合わせて設計された、方眼でも罫線でもない新しいデザインは、人間の錯視を応用して開発されたもの。実際には存在しない縦線を感じることで、表や図が書きやすく、文頭が自然と揃ったきれいなノートがとれる。またノートを開いたときの威圧感が軽減され、長時間、紙面と向き合っても視覚的ストレスが少ないという特徴も。いままでにない罫線として、2020年に特許を取得した。

この罫線のスタートは、「勉強しなさい、などと強制するのではなく、書きたい・学びたいという気持ちをさりげなく後押しするようなノートを作りたい」という考えだったという。表紙やロゴなどの商品デザインは、ほぼ日手帳の本体やカバーのデザインを手掛けているTSDOが担当。シンプルながら愛着の持てるロゴ、手に持ったときにぱっと気分が明るくなるような表紙の色使いとなっている。詳しくはこちら