2021年10月27日 19:00

「スペース」は、兵庫県漁業協同組合連合会(JF兵庫漁連)が運営する鮮魚店「漁連の魚屋」のオープンに際し、内装設計、施工、プロモーションを担当。「魚が大好きになる場所」をテーマに、店舗開発からプロモーションイベントの実施までトータルブランディング支援を行った。

本店舗は、兵庫県の地元の人々にもっと魚や漁業の魅力を知ってほしい、身近に感じてほしいという思いから、魚を買うだけではなく魚について学び、体験できる空間を目指した。県内で漁獲される68種の魚を描いた壁面アート、漁の様子や魚の調理過程が流れるモニターにより、兵庫の魚について楽しみながら学ぶことができる空間を実現。また、ガラス張りの厨房で魚の調理工程を見られる空間を作ることで、臨場感を演出し、店の前を通った人々にも魚に関心をもってもらえるよう工夫した。

店舗装飾では、南あわじ市で創業した総合タイルメーカー「Danto Tile」のタイルを使用。淡路島の漁師たちが昔から愛用してきた伝統的な衣服「どんざ」の柄を表現し、漁業の歴史を感じられる空間に仕上げた。

店舗オープンに先駆け、10月10日のトト(魚)の日には、コッペパンサンド専門キッチンカー「母とむすめ」とJF兵庫漁連がコラボレーションしたメニューを開発。また、漁連の魚屋加古川店のオープンに先駆けたイベント第2弾として、公式Instagramで、兵庫県沿岸で獲れる種類の魚たちの人気投票を実施。1位を獲得したマダコは、漁連の魚屋のオープン記念としてペシャル価格にて販売する。