2021年10月22日 12:05

ジーアイビーは、災害時にガス設備や簡易発電機などを設置した「災害対応型ランドリー」を3年以内に現在の10倍となる300店舗に拡大する。

同社は2011年に設立し、2015年からコインランドリー「ブルースカイランドリー」のフランチャイズ事業の展開を始めた。2019年、台風15号が多くの人々の日常生活に大きな影響を与えた事をきっかけに、同社は「災害時こそ地域の方々に何かの形でお役に立てることはできないか」と考えた。そこで登場したのが「災害対応型ランドリー」だ。「災害対応型ランドリー」は「標準仕様」として3日分のLPガスを貯槽できるLPガスタンク、ポータブル発電機への接続が可能な設備を完備。ポータブル発電機はガスを利用して発電する仕組みになっており、携帯電話充電などへ電力供給することが可能。また、店舗にガスコンロ、ガス炊飯器を導入し、被災者向けの炊き出しが可能となる。

2020年1月に「災害対応型ランドリー」第1号店が登場し、これまでに29店舗の「災害対応型ランドリー」を出店している。現在多くのユーザーや地域の人々、行政より好意的な評価を受けている事から、新店舗は原則「災害対応型ランドリー」にしていき、今後3年以内に300店舗に拡大していく方針だ。

現在、4市町村3自治体(愛知県名古屋市・西尾市・稲沢市・大阪府和泉市・和歌山県和歌山市)と災害時の支援協定を締結しており、今後も「災害対応型ランドリー」がある地域との締結を進め、行政や自治体と協力をしながら、地域の防災意識の向上と、災害時サポートの拠点を目指す。

ジーアイビー