2021年10月20日 16:32

スペースリーは、パートナー会社のFOFを通じて、九州全域を対象に現場で撮影した全天球カメラの写真を、地図、路線名、橋梁台帳と情報を盛り込み、現地踏査報告としたサービスの提供を開始した。
本サービスでは、実際の現場作業に先立って行う現地踏査をVR化。立地状況、損傷の程度を詳細に把握することで、点検方法(梯子/ロープアクセス/点検車等)や必要な機材等の検討材料になるVR踏査報告サービスとなっている。
今までの踏査報告は、一般的に文章での状況報告及び点検方法の選定を記し、主要な箇所の写真を貼りつけた書面での報告書のみとなっていた。現地状況をVR化することにより、現場状況をその場で確認するのと同じ感覚で画面上確認することが可能となる。また、全天球カメラをポールに付けて撮影することにより、点検車でのみ確認可能だった橋梁側面の状況も確認できるようになる。徒歩で橋梁の下へ降りることができる箇所を示すことや、地図のリンク、橋梁台帳などの埋め込みも可能で、写真では把握し難い橋の起点・終点を示すことが出来る。
AIサイズ推定により、簡易的に距離を計測することも可能。遠隔操作機能もあり、発注機関と現場で打合せしているような感覚でやり取りができる。踏査報告としてだけでなく、橋梁の経年記録として活用することや、橋梁だけでなくトンネル、災害時の状況確認などにも活用が可能。