2021年10月06日 17:05

ユーグレナは、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした、「コーヒー好きな遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を公開した。
本サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供する。体質や病気の発症は遺伝要因だけでなく、食生活や生活環境など環境要因も大きく影響を受けるため、自分の遺伝子情報を理解したうえで生活習慣を見直すヒントに役立てることができる。
この度、本サービスの利用者の中から2万人以上のゲノムデータを用いて、「コーヒー消費量(SNP:rs671)」という項目を解析した。それによると、コーヒー好きな遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 和歌山県、2位 三重県、3位 愛知県、4位 岐阜県、5位 京都府という結果になった。また、上位に近畿エリアが多く、下位に北海道や東北エリアが多くなる傾向が分かった。
これを、総務省統計局が平成28年に発表した「平成26年経済センサス‐基礎調査結果」と比較。すると、「コーヒー好きな遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」の上位10位のうち、8府県が「平成26年経済センサス‐基礎調査結果」の10位以内にランクインしている。実際のコーヒーの消費量に関しては、好みや環境要因も影響する可能性があるが、本調査からコーヒー好きな遺伝子タイプが多い都道府県では、人口当たりの喫茶店数が多い傾向にあると言えそうだ。