2021年09月29日 09:20

ユニックは、傾斜地に強いパワフルな電動草刈り機「ユニモワーズ」を開発し、10月1日より販売を開始する。
同社は、走破性と小回り性を両立するクローラーベルト駆動機構により走行障害の多い路面での移動を可能としたロボットを製造、販売している。草刈り作業は、農業、施設管理上必須の作業にも関わらず、作業環境の悪さ、身体への負担が大きい作業がゆえに、作業者の安全性、労働力確保が課題となっている。特に、中山間地域の多い日本は傾斜地の草刈りが多く、傾斜地で安全、かつ、楽に作業ができる草刈りロボットが望まれている。
近年、傾斜地対応の遠隔操作によるエンジン駆動草刈り機が商品化されているが、同社はその排気ガス、騒音による環境性能について更なる改善と草刈り性能の両立を図った電動駆動でパワフルな草刈り機を開発した。「ユニモワーズ」は、走行、草刈りともに電動駆動によりクリーンでストレスのない作業が可能。水平移動による草刈りにより、45度斜面での草刈り可能、60~70cmの草丈でも草刈り可能だ。前進、後進の両方向で草刈りし、斜面ではスイッチバックにより効率よく草刈りできる。さらに、50m以上離れた場所でのリモコンによる草刈りが可能。リモコンによる刈り高調整(刈高2~10cm)や、収穫物、作業道具等の運搬も可能(オプションの運搬トレイ使用時)だ。
価格はオープン。販売開始時期は10月1日。