
ロッテは、日本包装技術協会が主催する「2021日本パッケージングコンテスト」において「キシリトールガム ファミリーボトル」が「アクセシブルデザイン包装賞」、「はちみつカリンのど飴〈たっぷりマヌカハニー〉ミニパック」の斜め化粧箱が「輸送包装部門賞」を受賞した。
日本パッケージングコンテストは、時代と社会の要請に対応した、生活文化に優れたパッケージ及びその技術の開発普及に資することを目的に、包装におけるデザインからロジスティクスに至るまで、最高峰と優秀群を決定するもの。
「キシリトールガムファミリーボトル」の評価ポイントは、プラスチック資源循環への取り組みとして、ボトル本体の軽量化に取り組んだ。胴体部のプラスチック重量を19.2gから15.0gに変更し、4.2g減量。また、キャップの開封性改善を図り、ピルファーつまみ部の凸構造を付与し、幅をわずかに大きくすることで、指への引っ掛かりをよくした。本体とキャップについては、係止め構造を弱くし、開栓強度を約33%減少させた。
「斜め化粧箱(はちみつカリンのど飴)」の評価ポイントは、チャック付き平パウチやスタンディングパウチの化粧箱の上部に空間ができ、輸送効率が悪く、また振動等でパウチが化粧箱内でバラけてしまうという課題があったため、箱形状を見直し、従来の化粧箱を斜めに切った形にしてパウチのバラケを改善した。化粧箱を組合わせて段ボールに入れることで、包装体積を約35%削減。さらに化粧箱の紙と段ボールの使用量をそれぞれ約20%削減。背面から開封し、小フラップを切り取れば陳列用の化粧箱として使用できる。