2021年09月06日 10:49

山翠舎は、古民家の活用を促進させるため、「古民家.org」のサイトをオープンした。

空き家の古民家を減らすためには、再生、移築、そして部分活用する必要がある。その活用の仕方を「#Re古民家」と名付けた。今まで扱ったことのない建設業の人にも広く知ってもらい、アップサイクル活動を普及させていきたいと考えている。また「古民家の移築・再生における家屋を修繕する工法」を現在特許出願中だ。

「#Re古民家」は、古民家の「再生」でもなく「リノベーション」でもない。築100年を超える家や蔵を「古民家」と定義している。古民家に使用されている木材は、すべて国産の無垢材。日本の気候風土の中で長い年月をかけて自然乾燥された良質な古木、それらを解体し組み上げる特別な技術。それは、私たち日本人にとって、失うと二度と元には戻らない大切な財産だ。同社では、これらの財産を現代に活かす活動をすすめている。ただし、古民家をそのままきれいに再生するだけでは用途が限定されてしまう。コンクリート、金属、ガラスといった、クールで無機的な材料に、古木や古民家の軸組を合わせることで、今までにない表情を持つ空間をつくる。新しい建築材料や技術を組み合わせて、風雨や気温変化に耐える快適さも手に入れることが可能だ。新たなプロジェクト「#Re古民家」は、アップサイクルな活動。単に再生するだけでなく、古民家という財産を「再解釈」し「再構成」し「再活性化」し、サステナビリティの3Rである「Reduce」「Reuse」「Recycle」に貢献する。

古民家.org