2021年08月26日 16:41

8月17日、「子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会」は、「子どもたちの未来のための外あそび推進:政策提言の実現に向けて」と題したシンポジウムを開催した。「外あそびを推進する会」は、外あそびの重要な効能に注目し、日本の子どもたちが、身近な環境で外あそびを行うことができるよう活動を行う任意団体。

近年、生活環境の変化やテクノロジーの浸透によって、子どもが外あそびをするのに必要な空間・仲間・時間が不足。多くの子どもたちにとって、日常的な外あそび体験の確保が難しくなっている。一方、外あそびは、身体的・社会的・知的・精神的・情緒的な成長に重要な役割を果たし、健全・健康な発育に加え、社会の未来に貢献する、自立した人間形成に貢献するもの。

本会は、外あそび時間が減少し、あそび場の確保が難しくなっている現状を改善するため、外あそびの効能について調査、啓発を実施。さらに政府に働きかけ、すべての子どもが身近に外あそびを行える環境を整備することを目標に設立された。

本シンポジウムでは、提言内容の実現に向けた第一歩として、子どもの発育や外あそびの重要性を専門とする有識者や、現場で外あそびの推進を行う第一人者を招聘。今後の展望や推進における課題について、議論を行った。「外あそびを推進する会」は、200人以上の参加があったこのシンポジウムを起点に、民間企業、国会議員、政府機関、民間団体との連携を取りながら、外あそびの推進を進めていく。