2021年08月20日 12:23

テスラは、グローバルエンジニアリング、エネ・ビジョンと協働し、大型蓄電システム「Megapack(メガパック)」を使った、電力卸市場、需給調整市場、容量市場へ参加する日本初の蓄電池発電所「北海道・千歳バッテリーパワーパーク」を建設する。
これまでテスラでは、全世界において多くの蓄電池発電所のプロジェクトへ貢献しており、今回、日本における蓄電池発電所へ初めてMegapackを導入する。日本でも容量市場や需給調整市場の開始に合わせた蓄電池発電所への展開を加速していく。
同パワーパークは、グローバルエンジニアリングにより運用される。グローバルエンジニアリングがアグリゲーター事業者として、太陽光発電などによる再生可能エネルギー電力、節電等により生み出されたネガワット電力、自家発電設備による電力、そしてMegapackにおける貯蔵電力を同一グループ下でバランシングし、電力系統の安定化を図る。さらに、電力卸市場、需給調整市場、容量市場へも参加し、更なる系統安定化への貢献、収益化が見込まれている。
Megapackは、オールインワンで現地における省施工を実現。運用時のソフトウェアまで、すべてをテスラが提供。自社開発のソフトウェアにより、最適なシナリオで運転・制御。遠隔監視も簡単だ。独自の設計により、高い安全性を提供。さらに、モジュール形式の設計構造により、プロジェクトに合わせた規模に拡張することができる。
運用開始日は2022年夏頃(予定)。設置場所は、北海道・千歳バッテリーパワーパーク(北海道、千歳市内)。