2021年08月18日 14:37

三星堂は、ユーザーのアイデアを商品化するオリジナルスタンプショップ「STAMP MARCHE(スタンプマルシェ)」を開設した。

長らくハンコ文化が続いた日本では、承認の証明や事務作業など、さまざまなシーンでハンコが利用され、創業90余年の老舗印章店である同社も「心を込めて幸せを彫刻する」をテーマに、数多くのハンコを顧客に届けてきた。しかし昨今のペーパーレス化や「脱ハンコ」の急速な流れにより印章店は厳しい局面に立たされており、同社も時代の流れを受け止め、変化していかなければいけないと考えている。そんな中、ハンコの新たな可能性や、便利・楽しいといった新しいハンコの価値を伝えたいという思いから、「ユーザーのニーズやアイデアをスタンプにする」というコンセプトのもと「スタンプマルシェ」の開設に至った。

「スタンプマルシェ」は、ユーザーからのリクエストやアイデアを元に、商品の企画から製造、販売を行うサービス。いろいろなスタンプが集まるマルシェ(=市場)のようなお店にしたい、そんな想いを込めて「スタンプマルシェ」と名付けた。ハンコはオーダー製で注文を受けることが多く、文字や素材、大きさなど、顧客の要望に合わせて一品一品作っている。また文字以外にもイラストや装飾などを加え、オリジナルティを出すことが可能だ。「スタンプマルシェ」はこの特性を活かし、メーカーでは拾いきれない、一人一人の顧客の声を積極的に受け止め、要望やアイデアを取り入れた商品を展開している。

「スタンプマルシェ」オンラインショップ