2021年08月17日 14:59

東洋製罐グループは、被災地から観光地まで様々なシーンでの活用を想定したダンボールアーキテクチャーとして、組立式ダンボールテント「DAN DAN DOME」を秋頃より一般販売開始する。

同社は様々な課題に向き合うことでイノベーションを起こし、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」として議論を進めていくなかで、プライベート空間・居住空間を確保できる組立式テントを手掛ける村上祐資さんと出会った。東洋製罐グループ企業である、日本トーカンパッケージのダンボール加工技術・製造技術と村上さんのこれまでの知見と経験をかけ合わせ、限られた資源に取って代わるダンボールの新たな可能性を目指すダンボールアーキテクチャーとして、「DAN DAN DOME」の開発に取り組むこととなった。

同製品は、軽くて丈夫な素材で耐久性に優れたダンボール製の組立式テント。使用するダンボールは、東洋製罐グループの独自ラミネート技術を用いて高い耐水性を実現。また、ネジや釘を一切使用せずパーツを簡単にドッキングさせる利便性が特徴だ。活用シーンとしては、一時的な仮設住宅や、フェス・アウトドア、極地での共有スペースなど、災害現場から観光地まで様々なシーンを想定している。例えば、被災地では避難場所の共有スペースやプライベート空間としても活用可能。また、無地のダンボールであるためペイントやシールを貼るなどデザインを施すことができ、フェスや観光地では、それぞれの特色に合わせた催事スペースなどとしても活用できる。

「DAN DAN DOME」オフィシャルwebサイト