2021年08月17日 12:39

大和書房は、「ワインの嘘」を8月18日に発売する。
ワイン好きには「ワインについて何も知らないので」と恥じ入る人もいるが、そもそもそれはおかしいのではと感じ、ワインは理屈抜きで自由に楽しめるものではないかと本書の著者宮嶋勲さんは語る。しかしなぜかワインは「わかる必要がある」とか「楽しむには知識がいる」といった奇妙な誤解が幅を利かせている。そこで今回、不毛な「ワイン信仰」を捨て、好きなようにワインを楽しむための本「ワインの嘘」を発売する。
ワインに関するマナーが招く最大の弊害は、ワインを心おきなく楽しめなくなること。ワインの飲み方を一度や二度しくじったところで、傷は小さい。人の言うことを信じるよりも、自分で間違ってみることの方がはるかに有意義だ。また、イタリアにおけるワインはまさに日常に溶け込んだ庶民的な飲み物だった。際立った香りや味わいを持つわけではないが、どんな料理にも合い、飲み飽きしないワイン。このようなワインが著者は今でも大好きだという。
本書の内容は、第1章「ワインに教養はいらない」、第2章「自分だけの楽しみ方を見つける」、第3章「とっておきの一本と出会う」、第4章「味わいの向こうに見えるもの」、第5章「楽しむのに知っておくといいこと」など。誰も教えてくれなかったワインの自由な楽しみ方がわかる1冊だ。
定価は1760円(税込)。