2021年07月07日 18:43

東急は、7月12日より武蔵小杉駅・長津田駅の旧定期券うりばを暫定活用した個人向けシェアオフィスの提供を開始する。また、8月1日より、昨年2月末から休館中の「電車とバスの博物館B棟」についても、「大人がワクワクするアミューズメントシェアオフィス」をコンセプトとした個人向けシェアオフィスとして暫定活用を開始する。暫定活用期間はいずれも約1年間を予定している。今後も東急は、駅施設などの空きスペースの有効活用による駅の機能拡充について検討を進めていく。

本サービスでは、オフィスデザインやオフィス家具のサブスクリプションの導入実績が豊富なsubsclifeや、入退室から決済までアプリ内で完結するテレワークプレイス提供サービス「Suup」との協業により、オフィス家具の購入・システム開発などの初期費用や、無人運営による人件費などを削減することで、気軽に利用できる低価格設定を実現した。

東急は、このスピード感ある協業により、定期券うりばの営業終了後、5月にスタートしたプロジェクト検討から約2か月という短期間で本サービス開始に至った。そのほか、本サービスにおいては、環境に配慮した建材の活用、池上駅や戸越銀座駅で使用していた廃材を再利用する「えきもく」の活用など、環境負荷低減の取り組みも実施している。

本サービスは、環境配慮型サブスクリプションサービス「TuyTuy」のクーポン提供サービスである「Suup」の対象店舗として利用できる。