2021年06月30日 08:00

那須興業が運営する「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」は、ダイユーと提携。店舗ででたキャベツや白菜、レタスなどの端材や見た目が悪く商品として陳列できない「本来なら廃棄される野菜」を那須高原りんどう湖ファミリー牧場で飼育するヤギやひつじ、うさぎの餌として活用することで食品ロス削減に繋げていくプロジェクト「那須フィード」を5月25日より開始した。

那須高原りんどう湖ファミリー牧場は、日本で約1万頭しかいない「ジャージー牛」を飼育し、年間約1400万人以上が訪れる観光リゾート地である那須高原で、昭和40年にレジャーランドの先駆けとしてオープン。今もなお人気を誇る、約30万平方メートル の広大な敷地と自然を生かした動物ふれあいテーマパーク。

ダイユーは栃木県北エリア住民熱愛の地域密着型スーパー。昭和10年に鮮魚店として創業し、昭和42年に法人化。鮮魚店ならではの仕入れと精肉の自社加工によって、同エリアの食のインフラの中核となっている。

「那須フィード」とは、那須や地域社会と連携し食品ロスを削減していこうという想いから作られた造語。日本では年間で約600万トンの食品ロスが発生しているといわれている中、SDGs達成の目標のひとつでもある「つくる責任 つかう責任」の達成に貢献できる取り組みができないかと考え、本プロジェクトが始動した。本プロジェクトを実施することにより、食品ロスの削減だけではなく廃棄するためのコストの削減、動物たちの餌代の削減、また普段とは違う餌を食べられることで動物たちの満足度の向上にも繋がる。