2021年06月29日 18:54

松浦産業は、子ども虐待防止「オレンジリボン運動」支援企業として、消臭・抗菌・抗ウイルス機能をもったトイレのふた裏に貼るシート「アドレット」を活用した啓発活動を広げていく。
オレンジリボン運動は、児童虐待防止全国ネットワークによる「子ども虐待のない社会の実現」を目指す市民運動。同社がこの運動を支援するきっかけは、2018年の船戸結愛ちゃんの事件だった。この事件は行政が虐待事案を見直す契機にもなり、体罰禁止や転居をともなう児童相談所の連携強化などの法改正が進められたが、この一家が東京都に転居するまで住んでいたのが、同社の本社がある香川県善通寺市。日々生活をしている同じ地域でこのような不幸な出来事が起きていたことに社員一同心を痛め、本運動に協働することを決定したという。
アドレットは、消臭・抗菌・抗ウイルス機能をもったトイレのふた裏に貼るシート。一度貼ると半年効果が持続するという利便性もあり、昨年からはコロナ禍で「トイレの蓋を閉めて流す」習慣づけ促進アイテムとして、一般家庭にも普及する目的で、楽天市場にて販売されている。
トイレは、1人になれる場所でもあり、悩んでいる人々にとってひと時の安らぎの時間になることもある。虐待を受けている子どもや若者はもちろん、保護者、周囲で虐待だと思い当たるような出来事があった人など、少しでも多くの人の目にオレンジリボン運動のメッセージが届いてほしいとしている。