2021年06月29日 17:49

リコーは、日本赤十字社神奈川県赤十字血液センター、Kizuna AIと共同で、献血プロモーションイベントを、7月28日~30日までの3日間、横浜駅東口クロスポート献血ルームで開催する。6月29日から、来場予約の受け付けを開始した。本イベントは、コロナ禍での安定的な献血者確保と若い世代の献血意識向上を目指すもの。
イベントでは、献血ルームへの来場時に、現実とバーチャルが融合した1分間程度の立体映像視聴体験をすることができる。リコーが開発中の立体投影装置「WARPE(ワープイー)」上に、世界的に人気のあるバーチャルタレント「Kizuna AI(キズナアイ)」が登場する。また、献血終了後には、リコーのプロダクションプリンターRICOH Pro C7200Sシリーズのスペシャルカラートナーを使って印刷した、「Kizuna AI」のオリジナルポストカードをプレゼントする。
血液は長期保存ができないことから、常時、安定的な献血量が必要だが、コロナ禍での外出自粛などにより、献血に訪れる人が減少。特に平日の来場者の確保が課題とされている。また、少子高齢化の影響などもあり、神奈川県赤十字血液センターにおける2020年度の10代から30代の献血者数は約10万7千人となっており、10年間で約25%減少している。
「WARPE」と「Kizuna AI」は、この課題を解決するために、先端テクノロジーを使った実証実験をボランティアで行い、若い世代に興味を持ってもらうためのきっかけ作りにより、献血の安定供給に貢献することを目指す。