2021年06月29日 17:31

「みんなのコード」とWaffleは、小学校女性教員向けに特化したプログラミング教育の教員養成プログラム「SteP(Step by step for teacher’s programming・ステップ)」を開始する。
みんなのコードは2015年の設立以来、公教育におけるプログラミング教育の普及活動を行ってきた。一方、小学校教員の61.6%が女性にも関わらず、養成塾に参加する教員の約80%が男性であることから、ジェンダーバランスの不均衡に問題意識を持っていた。
この度開始する「SteP」は、プログラミング教育において小学校の女性教員の積極的な参画を促進。それにより最終的には、学校教育における「ITや理系は男性が選択するもの」といったアンコンシャスバイス(無意識の思い込み)やジェンダーギャップの解消を目指す。
本プログラムは、インプットを目的に2日間の研修を行った後、参加者が所属校にて授業の実践を行い、3学期にその実践内容を参加者同士で共有し合う。研修では、プログラミング教育に関する知識の習得だけでなく、専門家からジェンダーステレオタイプに関するレクチャーを受けたり、みんなのコードの「プログラミング教育指導教員養成塾」の女性修了生のサポートや、全国から集まる仲間とのネットワークを構築できることも大きな特徴。
関東近郊在住者は東京都内の会場から参加し、それ以外の地域の場合はオンラインでの参加も可能。期間は2021年8月~2022年3月(うち3日間)。募集人数は60名(会場参加は上限30名程度を予定)。