2021年06月29日 13:53

AGRIST(アグリスト)は、日本経済新聞社が主催する「AG/SUM(アグサム)アグリテック・サミット2021」で開催されたピッチコンテストで、農作物の自動収穫ロボットを手掛ける同社が日経アワードを受賞した。

「AG/SUM」は、日本経済新聞社が主催するアグリテック、フードテックをテーマとし、シンポジウム、ワークショップ、ピッチイベントなどによる情報共有・交換を通じて、農業が成長産業に飛躍することを目指すグローバルイベント。国内外の有力なアグリテック、フードテックのスタートアップが参加。スタートアップをオンライン展示で紹介するほか、オンラインミーティングや商談の機会が提供された。また、同会場で開催されたピッチコンテストはオンラインでライブ配信され、ファイナリスト8社が登壇した中、農作物の自動収穫ロボットを手掛ける同社が最優秀賞にあたる日経アワードを受賞した。

同社は、農業の収穫の担い手不足の課題をAI(人工知能)を搭載した自動収穫ロボットで解決するベンチャー企業。同社の活動は、国のスマート農業実証プロジェクトの認定をされており、2020年からロボットの販売を開始。国内のビジネスプランコンテストで11個の賞を受賞した。同社は、これまでの価値観や考え方にはまらない創造性をもって開発に取り組んでおり、従来の大型で多機能なロボットに対して、安価でシンプルなロボットをコンセプトに開発をしている。新しい機能を追加するのではなく、むしろ機能をシンプルにして、その性能を高めることで、海外展開を実現する。

ピッチコンテストについて / AGRIST