2021年06月25日 13:55

富士急行は、「鉄道×自転車」という富士山の新しい観光スタイルの確立を目指して、自転車やロードバイクと一緒に電車に乗ることができるサービス「富士急サイクルトレイン」の実証実験を、6月26日よりスタートする。
東京2020オリンピック自転車競技ロードレースのコースとなっている山中湖をはじめとして、富士五湖周辺は、富士山の豊かな自然に囲まれており、サイクリストの中でも年々人気が高まっている。「富士急サイクルトレイン」の運行を通して、鉄道利用による新たな移動手段の選択肢を提供することで、富士五湖観光のさらなる活性化につなげる狙いがある。また、このサービスは、観光誘客の側面だけでなく、沿線地域在住の人々の買い物や、外出などにおける日常生活の利便性向上という面も併せ持っており、幅広い人々に利用してもらうことを目指している。
「富士急サイクルトレイン」は、自転車を専用の袋に入れて持ち込む従来の方法ではなく、電車にそのまま自転車やロードバイクと一緒に乗車できる。区間は、富士急行線「大月~河口湖間」。乗降可能駅は、大月駅(富士急行ホームのみ)、都留市駅、谷村町駅、都留文科大学前駅、三つ峠駅、下吉田駅、月江寺駅、富士山駅、河口湖駅の9駅(これ以外の駅では乗降できない)。より多くの人に実証実験に参加してもらい、様々な意見を聞くすることで、本格導入時により良いサービスを提供できるよう努めていく。
料金は無料。期間は6月26日~7月16日(7月9日~11日は除外日)。