2021年06月09日 14:22

すららネットが提供するAI×アダプティブラーニング「すらら」が、名古屋市の委託を受け、不登校生の受け入れを行っている星槎名古屋中学校で導入された。

「すらら」は、小学校から高校までの5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブな eラーニング教材。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人一人の習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現する。

一方、星槎名古屋中学校は、平成24年文部科学省より「不登校児童生徒等を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実践する学校」に指定された。不登校経験のある生徒、または不登校傾向にある生徒に対して、特色ある授業を展開している。不登校生を積極的に受け入れる学校という学校特性上、在籍生徒の学習歴はさまざま。そのため学校の授業の中でも一人ひとりに合った学習活動を行うことが求められている。

そのような環境において、小学校における学習単元を含め過年度にさかのぼって学び直し、未履修分野の習得に一人で取り組むことができ、基礎学力を着実に養える教材として「すらら」が導入された。毎日の登校が難しい生徒であっても、自宅での学習記録がデータとして記録され、教員管理画面で詳しく確認することができるという点から、今後は、学習記録をもとに出席扱いとして認めることも視野に入れ検討を始めているという。