2021年06月04日 14:07

静岡県富士市は、6月3日、「富士市ほうじ茶宣言」を行った。
富士市は2020年7月にJTBパブリッシングならびに地元の若手茶農家「茶レンジャー」と共同プロジェクトチームを立ち上げ、茶農家の所得向上ひいては茶業界の活性を目的に、ほうじ茶のブランディング事業に取り組んできた。この取り組みを踏まえ、富士市を「ほうじ茶の香りがするまち」として市内外に広く発表すべく、今回の宣言に至った。
富士市はこれまでも茶レンジャーと連携しながら、「富士市のお茶」の新たな価値の創出を目指してきた。特に、富士市のお茶づくりの特徴である、茶葉の生産から加工・販売までを一貫して行う自園自製自販を活かした良質な茶葉の普及や、子ども達にお茶の淹れ方や魅力を伝える活動に力を入れている。そうした活動の中で、誰でも手軽に淹れられて美味しく飲める「ほうじ茶」の魅力に注目した。家庭の笑顔を作りだすような、自分たちが誇れる「最高のほうじ茶」を目指して、何度も試行錯誤を重ねた。
同宣言は、そんな茶レンジャーの想いの結晶である新ブランド「凛茶」とその関連商品のお披露目の場であるとともに、「ほうじ茶の香りがするまち富士市」として市内外の人を迎えるほうじ茶グルメの発表の場であり、さらには富士市が今後「ほうじ茶」の良さを国内外に広めていくその最初の取り組みでもある。以降は富士市のほうじ茶を使った商品を増やしながら、地元事業者と共に富士市のほうじ茶の魅力を広く発信していく。