2021年06月03日 16:42

犬猫の殺処分問題を解決したいとの思いで、NPOを起業した獣医師・奥田順之さん。奥田が取り組んでいるのが、ペット防災カレンダー。たペット防災カレンダーは「命を守る」カレンダーとして、ペット防災の知識を詰め込んで開発された。
災害時、ペットを連れた同行避難は受け入れ体制は整っていない。この課題を解決するには、行政の対応をただ待つのではなく、飼い主自身が備え、ペット関連事業者らが同行避難を支援することが不可欠となる。奥田さんは、ペット防災の意識啓発については、2016年ごろから取り組んできており、「減災教室ペット編」という飼い主向けワークシートを作成するなどしてきた。実施した飼い主さんには効果的であった一方、こうしたワークシートは、渡さないとやってもらえず、やったとしても見返すことがない。
そこで、啓発効果を高めるためには、持続的に啓発を行えるツールが必要だと目をつけたのが、カレンダー。カレンダーは、1年中壁に飾っておくことができ、カレンダーにペット防災の知識が載っていれば自然と知識を身に着けることができる。犬猫のイラストや写真を入れて可愛らしくすることで、多くの人が喜んで受け取り、飾ってくれるようになったという。
現在受付中の2022年版からは、より企業が参加しやすいように、企業名を入れた、名入れカレンダーを作成できるようになった。現在予約受付中で、11月に発送される。詳しくはこちら。