2021年06月03日 13:10

Ggrowは、京都の中山間地域における農業存続に向き合うべく、規格外で行き場のない野菜を使った乾燥野菜ブランド「OYAOYA」を立ち上げ、5月20日より販売を開始した。

京都府の農業就業人口は直近10年間で約4割が減少傾向にあり、全国と比べ高齢化が進んでいることから今後農業の存続において、対策が急務であり中丹・南丹地区においては農業人口の減少が顕著。京都の丹後・中丹・南丹地域において、20代~40代で今後の農業を支えていく若手生産者にヒアリング調査を行い、「行き場のない規格外野菜の流通課題」、「消費者との接点が少ない情報流通課題」という2つの流通課題が浮き彫りになった。上記2点の流通課題を解決し、今後を担う若手農家が地域内において大規模化していくことにより地域の農業存続モデルが作れるのではないかと考えている。現在大多数を占めている60歳以上の農家が引退し、地域での土地管理・整備の負担が重くなることが考えられるため、このような若手農家を支えていく動きは急務だ。

乾燥野菜を販売するのには2つの理由がある。野菜を収穫した地域内で乾燥加工することにより日持ちし長期間保管可能。さらに輸送費を生野菜に比べ下げることができる。また、忙しく働く社会人は慢性的な野菜不足であり、「野菜を買っても料理する時間がなく腐らせる」等の消費者側での野菜の廃棄も問題となっている。

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