2021年05月25日 15:12

社会保険労務士法人HABITATは、7月1日、中小企業に特化した人事制度づくりのプロを養成する「人事制度の学校」を開校する。
日本では現在、人事制度を導入する中小企業は全体の約半数程度にとどまっているとも言われており、極めて少ない状況だ。2014年の総務省統計局の調査によると、日本の中小企業の従業員は、全体の約70%を占める。つまり、日本の就業者の3人にひとりが、人事制度がないため適切な評価を受けられていない可能性があるということだ。このような大きな課題に加え、昨今の働き方の多様化、女性の社会進出、DX等により、いま中小企業では、ますます人事制度づくりに精通した人材が求められている。HABITATのミッションは、「社員が喜んで会社の自慢をし、経営者が周りから賞賛される」企業を増やすこと。この理念のもと、これまで多くの中小企業の人事制度づくりに携わってきた。長らくの人事制度づくりの経験をもとに、その知識やノウハウを、さらに広く中小企業の人事担当者、社会保険労務士の人々に伝えるべく、今回「人事制度の学校」を開校する運びとなった。
「人事制度の学校」では、中小企業の人事担当者、経営陣、社会保険労務士を対象として、「中小企業に特化した人事制度づくり」のプロを養成。働き方の多様化、DX推進などに加え、これまで大企業だけに義務化されてきた同一労働同一賃金制度が、本年より中小企業においても適用開始となったことを受け、これに対応する新たな人事制度づくりに精通した人材の早急な育成に努めていく。