2021年05月21日 12:17

SCICUS(さいかす)は、5月19日、「日本の医療マンガ50年史 -マンガの力で日本の医療をわかりやすくする-」を刊行した。
本書は誕生から50年を迎えた日本初の医療マンガを総括するガイドブック。Part1「日本の医療マンガ50 年史作品レビュー」とPart2「医療をわかりやすくするグラフィック・メディスンの実践例」の2部構成。Part1では、医療マンガの祖とされる手塚治虫さんの「きりひと讃歌」からはじまり、ドラマ化された有名作品から隠れた名作にいたるまで、この時代だからこそ読んでほしい医療マンガ100作品を著名マンガ研究者たちがガイドする。すでに邦訳されている海外の医療マンガ10作品も紹介。日本のマンガ文化との驚きの違いも必見だ。
Part2では、近年世界で注目が高まっている医療人文の最新キーワード「グラフィック・メディスン」の日本での実践例を紹介。「マンガの力で日本の医療をわかりやすくする」をスローガンに活動を続ける日本グラフィック・メディスン協会の活動の一端に触れることができる。
本書の編著者、日本グラフィック・メディスン協会は、グラフィック・メディスンの概念定義・普及・定着・実践を行うことを目的に2018年に設立。グラフィック・メディスンおよび医療マンガの調査・研究・評価ならびに国際交流を含む成果発表を行い、医療領域(現場・教育・研究)へのグラフィック・メディスン関連手法の導入支援をすすめている。
価格は2200円(税込)。