2021年05月20日 16:05

京都楓雅舎は、新酒の誕生を祝う杉玉を、家庭でも楽しめる5種のサイズで展開した「杉まる」を、5月19日よりMAKUAKEにて予約販売を開始した。

杉まるとは、京都で五十年間、日本庭園を造り続けてきた京都楓雅舎が、数寄屋建築で知られる京都北山杉で造る杉玉。杉玉は元々、「良いお酒ができるように」との願いを込められた願掛けの玉で、全国の酒蔵や酒屋に広がった今では、各地で見ることができる。さらに杉玉の色の変化には、旬な日本酒を知らせる意味もある。杉まるは熟練の職人でも1日に3個しか作れない。一つ一つが職人の手によって剪定され、美しい球体まで仕上げるシンプルでいて、高い技術が必要とされる作業で作られている。

室町時代、千利休によって「茶の湯」文化が完成されると、北山杉は茶室などの数寄屋建築に用いられるようになった。杉まるは、玉部分、木札も京都北山杉でできており、日本の文化に深く根付いてきた北山杉を目で、香りで感じることができる。今回は、家庭でも楽しめる直径15cmほどの「手毬」から、酒蔵でも飾られる直径60cmの「特玉」まで、5種類のサイズを用意。また、願い事や、メッセージを記載できる北山杉を使った2種類の木札も用意した。

京都楓雅舎は、1970年より料亭、旅館、神社仏閣など様々な庭園を造ってきた。40年に渡る造園の経験と培った技術による商品を、より多くの人の元へ届けたいとしている。販売期間は5月19日~7月13日。詳しくはこちら