2021年05月19日 16:50

日立製作所 、積水ハウス、企業間情報連携推進コンソーシアム(NEXCHAIN) は、積水ハウスの賃貸契約と大阪市への水道使用開始に関する一連の手続きを、ワンストップで実施する実証実験を開始する。
今回の実証実験は住民の利便性向上や大阪市水道局における業務効率化とオンライン化の推進を目的にしたもの。日立が実証の企画・推進を取りまとめ、積水ハウスに登録された情報を、NEXCHAINプラットフォームを通じて大阪市水道局に連携。物件への入居申込・賃貸契約と水道の使用開始手続きをワンストップで実施する検証で、5月20日から6月30日まで行われる。
入居者は、物件の賃貸借契約時に賃貸入居申込サイト(ShaMaison room Web)から必要な情報を登録することで、水道使用開始手続きも一括して可能となり、利便性が向上。また登録情報をNEXCHAINプラットフォーム経由で連携することで、大阪市水道局のコールセンターにおける電話による申込からWeb申請へのオンライン化推進、業務効率化に向けた効果検証となる。今回は、水道使用開始手続きを対象に、積水ハウスと大阪市の間でブロックチェーン技術を活用した官民データ連携の検証を行う。
今後も、本格導入に向け適用範囲の拡大などを行い、賃貸住宅サービスにおける新たな付加価値の提供や、大阪市のスマートシティの実現に向けた取り組みを推進する。