2021年05月19日 15:28

日本通信ネットワーク(NTN)は、4月20日に、IP-VPNサービス「FLESPEEQ VPN(フレスピーク ブイピーエヌ)」を提供開始した。テレワークやリモートワークの導入に際して課題となる外部からの社内ネットワークへのアクセスを、柔軟・高品質なVPN形式で実現することで解決する。

テレワークやリモートワークを実施する企業は急速に増加しているが、テレワークを行うためには、自宅など社外から社内ネットワークにアクセスできる環境整備が必要。その手段としては、VPN(Virtual Private Network)が主流になっている。しかし、費用や拠点間の調整、セキュリティの確保や運用方法の確立など、様々な課題からVPN環境を整備できず、テレワークの実施に踏み切ることができない企業も多い。

こうした企業の抱える課題を解決するために、NTNは「FLESPEEQ VPN」を開始した。「FLESPEEQ VPN」は、PPPoE方式に代わり、IPoE方式を採用。従来の通信網を利用するPPPoEでは光回線局内にある網終端装置を経由する必要があり、輻輳(ふくそう)による遅延発生の原因になっていた。IPoEでは網終端装置を経由せずに直接接続しているため、高速で低遅延の通信が可能。

さらに、接続許可された光回線以外の不正なアクセスをネットワークの入り口でブロックし、ルータの紛失や盗難による不正アクセスの防止も可能。価格は、業界最安値級の月額9800円(税抜)となっている。詳しくはこちら