2021年05月18日 16:50

Yoga sequence design(R)︎を運営するaimerは、日本のヨガプログラムとして初めて、セロトニン研究の第一人者・有田秀穂さん(東邦大学名誉教授)に、「呼吸生理学のエビデンスに基づき、セロトニン分泌に効果的な身体運動を含んだプログラム」と認証された。

これまでにもヨガや瞑想がセロトニンに効果的であることは言われていたが、具体的にどんなシークエンス(ポーズの順番)がセロトニンの分泌に対して効果的であるかは解明されていなかった。セロトニンヨガではシークエンス(ポーズの順番)がどのように身体やマインドに作用するかを、科学的なアプローチや専門有識者の見解を取り入れデータ収集と研究に時間をかけている。

昨年から継続的に行われた検証では、POMSと言われる気分、感情、情緒などの主観的側面からのアプローチによって対象者の情動を数値化し測定できる臨床心理テストを使用。ヨガのクラス前後の怒り、混乱、抑うつ、など5つの感情を、200名以上を測定し、有効データ120名を使用した。

それによると、セロトニンヨガのクラス後にはネガティブな感情は平均して20数%ダウン(ネガティブな感情が軽減)。特出する点は、数ヶ月前の測定時には-23%(改善)だった「怒り」のスコアが、シークエンスの配置の構成を組み直しガイドでの誘導のポイントを押さえることで-31%の改善となった点。また「不安、緊張」のスコアは-26%から-38%へと10%以上の大きな効果がみられ、通常のヨガや瞑想での効果の中でも、特出してセロトニンの作用の大きさが伺える結果となった。