2021年05月13日 15:27

松下工作所は、自宅やオフィスに個室ワークスペースをサイズオーダーで組立てができる「BIZBOX」を4月20日より発売した。
コロナによりZOOMを使った会議を余儀なくされ、事務所や自宅で環境が整っていなくても待ったなしの取り組みが始まった。金属加工業の同社では電気工具やプレスの音、事務所では固定電話の着信音に社内放送の声など、ミュートにせざるを得ないZOOM会議で会議に集中できない事もあった。会社より自宅の方がマシかとノートPCを持ち帰ってみたが、マンションの自宅では書斎がある訳でもなく夕食時の家族に気を遣わせる事になってしまった。そこで同社は自分の為にZOOM会議用の「BIZBOX」を開発。当初はスチールのパネルで検討していたが重量があり、そもそも遮音にならないのではないかと模索していたところ、軽量で遮音性能があり、最適な素材・テクセルのセイントに出会った。照明器具を取付け、換気扇を設置し、「他にも探している人がいるのではないか?」と思い今回の販売に至った。
「BIZBOX」は椅子を2脚用意すれば、付属のプラスドライバーにより大人2人で12分で組立てが可能。ユーザーの設置したい場所に合わせて巾、奥行、高さをサイズオーダーできる。設置場所での組立てなので、玄関やエレベーターの大きさを気にせずにサイズ設定が可能だ。テクセルの防音パネルを採用する事で約20㏈の低減。外からの騒音、内部の声共に遮音効果がある。
標準価格は60万円(税込・送料別途)。