2021年05月11日 18:30

池袋の西側、要町・東長崎・千川。一部でひそかに「要長千(かなせん)」とも呼ばれるこのエリアには、クラフト文化が芽吹きつつある。そのエリアの日替りカフェ付きのシェア工房「11-1studio(ジュウイチノイチスタジオ)」では、このたび「プロジェクトシリーズ」という試みを新たに始めることとなった。

プロジェクトシリーズは、一つのテーマプロダクトを設定し、自分の理想のプロダクトを考えるところから、設計段階・材料選定・試作・製作まで数回シリーズで各自行う緩いサークル的な集まり。いわば、素人たちによる「ジブン製品開発会議」のようなもので、学び合いながら、一つのものを作り上げていく。11-1studioの建築士が一緒になって手を動かして考える他、足りない技術は町工場ネットワークに借りに行ったり、新たに開拓しに行ったりもするという。

学校のように、決められた教材やカリキュラムはなく、合言葉は、「DIT(Do It Together)、みんなで作れば怖くない。」。第一弾はロケットストーブ。アウトドアや災害時などに暖房や調理器具として活躍するものだが、その形態は鉄の角材を組み合わせたものから一斗缶を活用したものまで様々。最終的に、各自様々な形のロケットストーブの完成を目指す。

期間は5月下旬~11月下旬で、1カ月に1度程度、全6回程度を想定。費用は各回1500~2000円程度(材料費や加工費、工房利用料等は各自別途負担)。参加要件は中学生以上。詳しくはこちら