2021年04月30日 09:56

パナソニック ライフソリューションズ社は、5月21日、「感熱・トラッキングお知らせコンセント」を発売する。
電気火災の発火源は1位「コンセントとプラグ」、2位「電気ストーブ」、3位「配線のコード」。コンセントとプラグに起因する電気火災の約80%は金属接続部の「異常過熱」と「トラッキング」によるものだ。「異常過熱」は変形したプラグを使用したりプラグの差し込みが不十分な時に、プラグの栓刃とコンセントの刃受け間の接触抵抗が大きくなり、プラグの表面温度が急上昇する現象。一方「トラッキング」は、プラグに埃と水が付着しプラグの栓刃間に微弱な電流が流れたときに、温度の変化を伴いながら表面が炭化する現象だ。
新製品の「感熱・トラッキングお知らせコンセント」は、パナソニック独自のアルゴリズムにより、コンセントとプラグの金属接続部の異常な温度上昇をコンセント内部の温度センサが検知し、音とランプで知らせた上で電気を自動遮断する。更にトラッキングによる電気火災も、発生時特有の温度変化を検知し、未然に防ぐ。また、15A・20A兼用の新製品も品揃えし、リビング・ダイニングのように広い部屋で利用するためのエアコンに対応した。これにより、従来よりも多様な家電に設置が可能になる。既設のコンセントから取り替えできるので、埃が溜まりやすく長期間コンセントを差し続ける洗濯機や冷蔵庫、TVのコンセントのリニューアルに適している。
希望小売価格は「WTL35113Wなど計6品番」1万780円~1万5730円(税込・工事費別)。発売日は5月21日。