2021年04月27日 17:32

合掌ホールディングス(GH)は、台湾に本社を置くOwlTing Japanと協業し、合掌民宿にOwlTingが提供する予約管理システム「OwlNest」を日本で初めて導入、予約受付を開始した。

これまで合掌民宿の予約は電話やFAXのみの受付で、女将さんが紙に記録をして管理していた。そのため、単に手間がかかるだけでなく、オーバーブッキングやダブルブッキング、NO SHOWなど、数多くの問題が発生。また、合掌民宿客の7~8割を占めている海外の宿泊者にとって電話やFAXでの予約はハードルが非常に高く、より簡単に予約のできる近隣都市の宿泊施設に流れてしまう状況だった。

そこで同社はOwlTingと協業し、予約管理をデジタル化。OwlNestの強みは、ブロックチェーン技術を活用した予約システム。最新の技術を駆使して伝統や文化をどう活かしていくことに重点を置いている。台湾ではITリテラシーがそこまで高くはない年配者や地方の人に利用してもらえるよう設計されているため、白川郷の民宿での導入により、オーナーや女将さんの負担を軽減することができている。

現在OwlNestは、世界的企業であるBooking.comやExpediaを含む13のサイトと連携しており、幅広いニーズの顧客を受け入れることが可能。提携している宿泊予約サイトと一体型のため、オーバーブッキングやダブルブッキングの不安も払拭。ブロックチェーン技術を利用しているため、情報漏洩などの心配もない。