2021年04月27日 13:58

ITONAMIは、倉敷紡績(クラボウ)と連携し、反毛(はんもう)技術を用いたデニムづくり「FUKKOKU(フッコク)」に挑戦する。

ITONAMIは2015年に立ち上げた「EVERY DENIM(エブリデニム)」から、2020年にリニューアルしたデニムブランド「ITONAMI」を運営している。「FUKKOKU」では、明治時代に現在の岡山県倉敷市で設立され、130年以上に渡って糸づくりを続けてきたクラボウの技術を活かし「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」をはじめ、個人・団体から回収したデニム生地、ジーンズを反毛(衣料品などの生地を専用の機械で引っ掻き毛羽立たせることで、もう一度わたの状態に戻すこと)によって再び糸にする。完成した糸は、広島県福山市の製織工場、篠原テキスタイルによってデニム生地とし、回収に協力してくれた個人、団体に使用してもらう他、ITONAMIオリジナル製品としてデニムを販売する。

同企画では、個人、団体からデニム製品を提供してもらう予定。全国各地の拠点パートナーとして回収協力してもらい(4月26日より順次回収スタート)、新たにつくられたデニム生地を用いて、拠点とコラボレーションしたデニム製品を企画する。また、同社が運営する施設「DENIM HOSTEL float」にデニムを直接郵送、持ち込むことも可能だ。目標回収本数はジーンズ1000本。デニム生地1000mの製造を目指す。

「FUKKOKU」特設サイト