2021年04月26日 18:33

精密機械で名高い長野県諏訪地域にある富士見町は、富士見町の精密機械企業を紹介するサイト「SEIMITSU FUJIMI」(セイミツ フジミ)をスタート。4月19日より、牛山製作所が参加した。
「SEIMITSU FUJIMI」は、コロナ禍を機にスタートした、富士見町の精密機械産業を育んできた風土と環境、精密機械を作り出す各社の独自技術を伝える情報発信サイト。富士見町には約70の精密機械企業がありながら、小規模事業者が圧倒的に多く、自社サイトを持つ企業も少数。また、精密機械で知られる諏訪地域にありながら、富士見町単独では精密機械産業での認知がない。
一方で、1社ごとは小規模であっても、小さな町だからこそ企業同士が協力する気風があり、複数社が連携しての取り組みも実施している。今後、記事と動画で継続的に発信し、ターゲットであるメーカーの設計部門や商社の調達部門に情報を届ける。また、町のPRに合わせ、工場等を始めとした企業誘致を含む情報発信を行う。
牛山製作所は、1998年に地元・長野で開催された冬季オリンピックでは、スピードスケート選手のスラップスケートのパーツ製作を担当。高価なブレードや靴を安価に精度高く作りたい、との依頼に応え、選手の滑りの観察から始まり、ゼロからの設計、繊細な調整を経て、競技用ブレードを完成させた。富士見町は、牛山製作所の参加により、富士見町の精密の町としての情報発信力の向上につながることを歓迎している。